母の話
私は母よりも父の話をよくする
けれど今日は母の話をしようと思う
私の母は私が幼少の時精神病を患って、いまも続いている
医師曰く一生薬を飲んでいなければならないらしい
一生重い鉛を背負っていかなければならないらしい
小さい頃は母の気持ちなんてわからず、偶に起こす癇癪に、その後なんともなかったように優しく接してくれることに、怯えていました
入院を何度かして退院したあと、そんな中でもご飯作ってくれたり、洗濯物、掃除、買い物、、、いろんなことをしてくれてました
人前では度がすぎるくらいのお調子者になってしまうのが恥ずかしくて仕方なかったけど、笑
私が大きくなるにつれて、少しずつ良くなってはきたようで、今では持ち前の集中力と手先の器用さでお菓子を作ったり編み物を毎日しているようです
18で上京して一人暮らしを始めて、母がしてきてくれたことが愛情だったことを実感しました
それからはマザコン不可避、母大好き!
最近は仕事が思うように上手くできなくて、怒られてばっかりで(これは私が悪いので仕方ないことですが)、休みの日には14時くらいに起きて、ああ今日何もできないかもと思って焦って、怒られたこと思い出して泣いて、寝て、結局夜、みたいなことがありました
そういえば母も日曜日だけは部屋から一切出てこなかったことを思い出しました
母はひとり部屋で泣いていたのか、好きなことしていたのか、なんにも知らないけど、母もこんな気持ちだったのかなあなんて思いました
小学校を卒業する時、母から手紙を貰いました
殆どの文章は忘れてしまったけれど、最後に大人になったら女同士でお酒飲んだり温泉行ったりしようね〜って書いてありました
私がハタチになった時は私が手紙を送りました
その時の手紙を覚えていたので私も、お酒飲んだり温泉行ったりしようって書きました
今からでも親孝行できたらいいなあなんて思います
特に何か言いたいことがあったわけではないのですが、今日はなんとなく、母のことを思い出したので書いてみました( ◠‿◠ )
たぶん母はこれを読んでいないだろうし(笑)
まあ、父も母も兄も猫もあなたもいつまでもいてくれる訳ではないので、周りのひとのこと大切にできるようにしていきたいなあという気持ちだけでも持って生きようと思います
新生活
梅雨も明けそうな気配ですね。
お久しぶりです。
今日、久しぶりに会った方に、ブログ実は読んでるよと言われて、そういえばずいぶんと書いていないなと思い、開いてみました。
思えば人に会う機会も随分と減りました。
4月から私は新社会人になりました。
新しい環境、仕事となると、また少し気持ちが崩れるかと思いましたが、支えてくれるひとがたくさんいて、なんとか過ごせています。
写真学校を卒業して、写真に関わる仕事をしているけれど、明らかに作業時間は減りました。
でも、仕事を理由にして写真が撮れないとかは私はダサいなあと思っているので、Instagramに毎日写真をあげることにしています。
こうでもしないと私は何も無くなってしまいそうだなと思ったからです。
日々のルーティーンがしっかり決まっているひとほど、精神が安定してるなあと最近気付きました。
精神安定させるためにやってるのかもわからないですが。
飽きたらやめますが、4月からずっと続けられています。
よかったら見てね。
私は高校生になったばかりのときにライブハウスに行ったのがきっかけで写真人生が始まったので、写真と音楽は私にとって密接で、それは私らしいということなのかなと思ったりしています。
それぞれのバックボーンがあって、それぞれの作品が生まれることを考えたら、ひとの人生ほど多種多様なもので溢れてて、なんて芸術や表現って豊かなんだろう、と思います。
今日お会いした方はライブハウスで出会った方で、写真と音楽の共通点のようなことを話していたら、アルバムの曲順を決めるように、写真の順番を決めていることに気づけて、今日はとても面白かったです。
早く本つくりたいな。
続けてることだけが良いとも思わないけれど、やっぱり爪痕を残したい。
そんなことをまた思えた日になりました。
また思い起こしたら、ブログ、書きます〜
卒業制作
冬ですね!皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
私はと言いますと、いよいよ卒業制作の提出日が明日に迫りました。
本来ならば12月の末に提出の予定だったのですが、大人の事情で1ヶ月延びまして、いよいよ明日。
5月から制作し始め、紆余曲折あって完成できました。
友人の詩人と共同制作しようとしてたり、サイズを変えた方がいいと気づいて11月にすべて焼き直し初めたり、制作の終盤で撮っていた恋人と別れたり、、ほんと色々ありました。
夜な夜な先生に泣きついたりもしました。
夜明けまで写真の話してたあの日々、忘れられないだろうな。
休日も学校の暗室に篭って、可能な限り暗室にいたなあ。
写真はべつに上手く無いけど、全力だから大丈夫!みたいな謎の自信で乗り切った!笑
今までこんなふうに時間かけて熱心に制作したことはあまりなかったような気がするので、ほんとに青春できてるなあと思います。学校行けてほんとよかった!私はイイひとたちに囲まれているし。サイコー!
今回できた作品は私にとっては突破口であって、やっとスタート地点って感じです。これからどうなるのか、私にもわかんないけどこれからも自分なりにやっていきます^_^
今年は学校を介しての卒業展示はできないそうですが、私が所属しているゼミでグループ展をする運びとなりました。
「 透明な布 」
2021 2.23(火)〜28(金)
12:00〜19:00 (最終日16:00迄)
Roonee 247 Fine Arts
〒103-0001
ゼミの仲間のうち8人で行います。
学年も専攻もバラバラなので、どうなるのかとっても楽しみです。
卒業制作の現物も置く予定なのでぜひ触って、見て、いただきたいと思います。
都内近郊の方々、どうかよろしくお願い致します。
それでは皆様、ご自愛ください。
振り返ろう
年の瀬ですね。
あっという間でしたが、私にとってはとても良い一年でした。
コロナで影響を受けたこともたくさんあったけど、自分の中で色んな整理をつけられた気もしています。
写真をやっていてよかったなと思うばかりの日々でした。
卒業制作をやるにあたり、自己と対話、家族と対話、恋人と対話、友人と対話、そして写真と対話出来ました。
実は全部ひとつのことなんだ、と、気づいたり。
めちゃめちゃ良い作品出来てるから色んな人に見てもらいたいな。
写真のことばかり考えていられて本当に幸せでした。
有難いことに卒業後の進路が決まりまして、就職先も写真関係なので嬉しい限りなのですが、絶対に今のペースではいられないので、どうにかして続けていきたいと思います。
休日も学校に行って暗室で作業してることが多かったのですが、そのおかげで出会えた写真家の先輩がたくさんいて、とても格好良くて優しくて強くて、私もこうなれるかな、なりたいな、と思える瞬間がたくさんありました。
ある写真家と話していて、
「アーティストとして大切にしていることは僕には三つあって、
無名であること
お金がないこと
孤独であること
これに尽きると思ってる」
彼はそう言っていました。
きっと真摯に向き合うことが一番難しくて、一番大切なことなんだと思いました。これは写真だけじゃなくて、他の、人生においての色んなことにも繋がることなんだと思っています。
とにかく今年は、いろんな大人と知り合えていろんなひとの話を聞けた年でした。
素晴らしい先生にいつもお世話になっていたり。
自分が恵まれていることを改めて実感しました。
出会うべきときに出会う、とか、本当なんだな。みたいな。笑
今年は本当に必要なことはなんだ?という篩を用意された気がして、自分なりにうまくやれたなと思っています。
来年もいい一年になりますように。
みなさま良いお年をお迎えくださいね。
写真が好き
写真が、好きである。
よく、写真が教えてくれるだとか、写真を信じているだとか、よく聞くけれど、私は未だにイマイチわからない。
けれど、写真のおかげで産まれる縁というものが好きである。
写真をやっていて出会ったひとやものは凄く大切にしてしまう。
好きな写真家が好きと言った本や映画を好きになったり、放った言葉がずっと離れなかったりする。
初めて会った人に、私が「写真やってるんです」と言って、相手が「私も写真が好きで、これこれこういうのやってて〜…」とか「この写真家が〜…」とかいう会話をマシンガンみたいにされても興味を持って聞いてしまうと思う。
今のわたしがあるのは、写真のおかげだと思う。
写真をやっていなかったら、と、よく考えるけれど、考えるだけでおぞましい。
写真を撮り始めたきっかけはライブハウスでバンドを撮った時、そのひとたちがものすごく喜んでくれたからだった。
自分がやったことに対して、ひとに喜んでもらえることはとても嬉しくて、やってよかった、生きていてよかった、とすら思う。
今つくっている作品は誰かのためのものではないのだけれど、とても楽しい。
誰かのためではなくても楽しいと思えるのだから、私はきっと写真のことが好きなんだと思う。
仲間と写真について話す時間が好きだし、写真について考える時間が好きである。
本を読んだり、映画を見たりしていても、気づいたら写真のことに繋げていたりする。
写真のためにならお金を惜しまないときもある。諦められないこともある。
結局写真のことを考えてしまうのだ。
将来の野望、所謂お金持ちになりたいだとか、有名になりたいだとか、そういうものはあまりなくて、ただただ写真を撮り続けていたいと思っていることに最近気づいた。
見返りを求めない、無償の愛というか、そういうものに近くて、もちろん自分がやっていることが評価されたら嬉しいし喜ぶけれど、それ目的ではなくて、ただ写真の近くにいたいのだなと思う。
恋に近い。
私は自分の身の回りをよく撮るのだけれど、写真ってそのためにあるのだと思う。
写真は記録するための媒体である。
久しぶりにカメラフォルダを遡ると、あのときああだった、と思うことがある。それって写真にしかできないと思っていて、動画もそうかもしれないけれど、写真の方がもっと強い気がする。私は。
持ち運べるし。
兵士が家族の写真を胸にしまうのも、そういうことだと思う。
私は忘れっぽいのか、ひとの話を聞いてるフリして聞いていないのか分からないけれど、ひとが私にくれた言葉を覚えていられず、メモをとる、このブログもそのためにあって。
いまの状況を残しておきたい、という気持ちで撮る。
機材はなんでもよくて、いつも持ってるカメラが無かったらスマホでも何でも全然良い。
写真は記録する媒体だから。
何がなんでも残したいものを残すのにカメラは結局何でもいい。
あとあと見返せるなら何でもいいのだ。
今日も私は写真を撮る。
とるにたらない身の回りのこと。
今日も私は写真が好きだ。
気づけば
気づけば、と、思うばかりであります。ここのところ。
気づけば、もう8月も終わる。
気づけば、就職活動が始まった。
気づけば、恋人になって4ヶ月。
気づけば、実家に帰れず半年が経つ。
気づけば、卒業制作〆切まであと3ヶ月。
気づけば、プリントが30枚。3ヶ月でやっと30枚。。
学生最後の1年、気づけば、と思うことばかりで、
周りはどんどん進んでて、自分自身は着いていけずに、どこか置いていかれているような、そんな感覚です。
伝えたいことは頭の中でグルグル回っているのに、言葉が捕まらない、そんな感覚です。
気づけば、死んでいるのかもしれません。
言い過ぎか
どんなものにも敏感でありたい。
写真を撮るときだけは、せめてその時だけは、敏感でありたい。
制作に夢中になっていて、最近はそんなことを考えています。
生々しく、やさしい写真を撮り続けたい。
最近はプリントも溜まってきたから、師や級友たちに写真を見せられるようになった。
すると言われる、「やさしい写真だね」と。
してやったり。嬉しいです。
しかしもっと生々しく、オカルトチックなくらいまで追求したい。
日々模索。
写真家を目指すうえで必要なことのひとつに、「師を持つこと」と西井一夫は言っていた。
私には幸い、師がふたりいる。
これから先も増えるだろう。いろんな人と出会いたい。
私には写真のことだけを考えられる時間が十分にあり、働く場所もあり、お金はいくらあっても足りないけれど、いま写真をやるには十分ある。学校にいれば暗室も使えるし。
実に恵まれた環境である。恋人からは羨ましいと言われる。(どこか自分を悲観していたいのか、羨ましいと言われるのは苦手だけれど、)
卒業制作も面白くなってきた。
自分の撮っている写真を師に見てもらうことで気づかせてもらえることがたくさんある。
私が何を撮りたがるのか、どういうところが魅力なのか。
どうやら、意外と繊細だったり、意外と器用にこなしちゃったりしてるらしい。
落ち込むこともあるけれど、
人生、谷だから。
落ちたら上がるもんだから。って盟友のツバサくんが言ってくれた。
早くふるさとに帰りたいけれど、帰れないので、いかに制作を真剣にやれるか、ですね。
今、やれることをやります。
そんな近況でした。
おうちじかん
お元気ですか
コロナコロナでお家にいる時間が前よりも遥かに増えましたね
あなたは何をしていますか?
私は料理をし始めたり、牛歩ですが本を読んだり、映画を見たり、YouTube見たり、友人とテレビ電話したりしていました
アルバイトは相変わらず出来ているので、週に2回ほどは外に出る機会もあります
とにかく私は健やかに暮らせています
それはさておき
何かあるたびに思い出すことがあって
それは中学3年生の、卒業間近の頃
いつも通り宿題を出していたのですけれど
もうその日で宿題を出すのも最後という時に
当時の国語の先生が漢字練習帳の空いたスペースにメッセージをくれました
「里菜さんと出会えてよかったです。言葉が人生をつくり、言葉が人生を変えていきます。言葉といつも向き合って、ステキな言葉を身につけて幸せな人生を歩いていってください。」
私の心にはその先生がくれた言葉がずっと残ってて
今でもやっぱり言葉と向き合うのは楽しいなと思います
洋画を見ても邦画を見ても、本だってYouTubeだってなんだって、私は言葉遣いが結構気になるのですが、
綺麗だと感じるものはもちろんだけれど、面白いものだったり洒落が効いていたり、漢字かひらがなかカタカナかによっても捉え方が変わったり、話し方によってもそれが変わってきたりするのが、本当に楽しいです
最近読んでいる本の話でもします
私は本を同時進行で数冊読んでしまう癖があるので
本当に進みは遅いのですけれど、
どれも面白くてたのしいです。
俵万智の『かすみ草のおねえさん』は、2年ほどかけて、昨日やっと読み終わりました。笑
自分に本を読む時間を作ってあげられなくて、こんなにも時間がかかってしまったけれど、すごく良い本だった
早川義夫の『ラブ・ゼネレーション』は、1月ごろ買ってゆっくりゆっくり読んでいます
歌えないものが、歌っているものを、うらやましいと思うのは、別な歌い方を知らないだけ、らしいですよ。
『生きがいは愛しあうことだけ』というエッセイも、とてもやさしくて面白くて良かったです
藤原新也の『日々の一滴』は、つい先日本屋で見つけてすぐに買ってしまった。
彼の『メメント・モリ』という作品を高校1年生のときに出会ってから、ずっとずっと愛してます
『日々の一滴』は新作とのことで並んでいて、全然中身を調べずに咄嗟に買ってしまったけれども、少し読んだだけですが時事的な話が多くて面白い
彼は写真家だけれど、文章も書いていてその文章も素晴らしい
本当に格好いい。
まだまだ序盤なので、楽しみです
あとは岡野大嗣や木下龍也などの短歌も読んでみたりしてます(もちろん、俵万智もね)
あと江國香織のエッセイもハッとしたときに読み始めたりしてます
1日30分くらいしか読んでないけれど。笑
少しでも言葉に触れる機会を増やしたいなと思っていて
音楽聴く時も歌詞ばかり読んでます
大それたことは全くしていないけれど
私のおうち時間はこんな感じです
はやく好きな人たちに会いたいです
会えない時間が愛を育てるとはよく言ったものだ
この時間すらも楽しんでいきましょうね